特別編 犬と暮らして 15歳になった「まあ」

月刊ウインド編集部

 

15歳になった「まあ」

 2020年11月23日、午前 2時18分。「まあ」に起こされ、彼が眠るまで付き合う。老犬はおしっこだと言って起こし、水が飲みたい、外に出たいと言って起こす。15年前の今日、埼玉のブリーダーさんから引き取ってきた。15年、あっという間だった。当時の記録を読み返すとかなりの頻度で病院に連れて行っている。そうだったっけ? そんなに大変だったっけ? 憶えているのは楽しいことばかり。今こうやって毎晩のように起こされるのも、楽しい思い出に書き換えられるのだろう。と書いたところで、寝た。私もまた床に入ろう。
 今日は12月10日、この原稿の締切日。この日まで書く気になれなかったのは、「その日」が突然来ることを知っているから。「まあ」は慢性腎不全で、医師曰く「良くなったり悪くなったりを繰り返しながらだんだんと弱っていく」。幸い最近は体調は良いようだ。覚悟をしていても「その日」が突然で、めちゃくちゃ「悲しい」ことは、経験者なら誰でも知っていることだろう。この記事の掲載時、彼や私はどこに立っているだろう。

(谷藤幹枝〈1〉)

引き取った日の「まあ」

■(株)JOV代表、CMなどのナレーターや葬儀の司会、デザインの仕事などで活躍している谷藤さんに原稿を寄せていただきました。

※月刊ウインド2021年2月号掲載

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