唄や耳薬 WEB版番外編 映画「百日告別」ロケ地巡り in 那覇

2017年6月27日
シネ・ウインド

ハイタイ(こんにちは)♪ 月刊ウインド編集部のまついです。
7月1日(土)~7日(金)シネ・ウインドで上映される台湾映画「百日告別」(トム・リン監督)では、事故で婚約者を失った主人公の女性シンミン(カリーナ・ラム)がやり場のない悲しみと怒りのなか、新婚旅行で行くはずだった沖縄を一人訪れます。この部分はオール沖縄ロケで、竹富島、本島の恩納村、そして那覇市で撮影されました。先日沖縄に行った時に、沖縄県制作の『映画「百日告別」ロケ地ガイドin沖縄』を片手に、那覇市内のロケ地を訪ねてみました(沖縄訪問は6/8~11)。

 写真:首里金城町の石畳道

☆首里金城町の石畳道
首里城の城下町、金城町の石畳道は、歴史の町首里でも人気の観光スポットです。ここでシンミンは地元のオバァ(吉田妙子)と出会い、一緒に坂を登ります。とてもいいシーンです。首里は見どころが多く、まち歩き好きの方にはオススメ。石畳道からちょっと入ったところには、戦火を奇跡的に免れた樹齢200年の大アカギ、降りた右側には金城大樋川(かなぐしくうふひーじゃー)という湧水もあります。泡盛の酒造所も多いです。

 写真:樹齢200年の大アカギ

 写真:金城大樋川

☆COFFEE potohoto
ゆいレール(沖縄都市モノレール線)安里駅のすぐ脇、栄町市場にあるコーヒースタンドです。自家焙煎した豆でこだわりのコーヒーを提供しています。私が行った時も、外国からのお客様にマスターが丁寧に好みを聞いて、説明しながらオーダーを受けていました。暑い日だったので、私は水出しのアイスコーヒーをいただきましたが、香りが良く、すっきりした味わいで美味しかったです。
ちなみに今回は行けませんでしたが、同じ栄町市場にある居酒屋「ぱやお栄町店」でもロケが行われています。

  写真:COFFEE potohoto

〈ちょっと寄り道〉
映画とは直接関係ありませんが、栄町市場のすぐ近くに、沖縄県三線製作事業協同組合の事務所があります。三線の展示販売もしています。写真は私の三線の大師匠で三線職人でもある照屋勝武先生(左)と譜久山勝さん。前日、照屋先生の研究所の稽古に参加させてもらった時、この日(6月10日)はここで、自分で三線を作る「三線大学」という一般向けの講座が開催されているというので、のぞいてきました。お二人などが講師をなさった講座の様子は組合のfacebookでどうぞ。
https://www.facebook.com/pg/sanshinkumiai/posts/

 写真:三線組合

☆ふくぎや
国際通りの県庁に近いところにある沖縄県産の原材料を使ったバームクーヘンのお店。作っている様子をガラス越しに見ることができます。沖縄土産として人気があるようで、近くに行くと何箱も持っている人が歩いています。那覇空港にも売店がありますよ。

 写真:ふくぎや

☆富士家
残念ながら今回は行けなかったのですが、このお店の名物は「ぜんざい」。と言っても沖縄のぜんざいは底に甘く煮た豆が入っているかき氷です。私の大好物♪ ロケ地となった泊港に近い本店のほか、ゆいレールおもろまち駅近くの「サンエー那覇メインプレイス」というショッピングモールにも支店があります。ぜんざいでは「千日」も有名。こちらはふわっふわのかき氷がすぐ溶けるので、扇風機前に座るといい、と沖縄病仲間(笑)に教えてもらいました。

〈ちょっと寄り道〉
作品でシンミンが恩納村の「なかま食堂」でソーキそば(豚スペアリブの煮付けがのってます)を食べているシーン、とても美味しそうです。沖縄そばも名店が多いのですが、私が今回行ったのは、ゆいレール赤嶺駅近くの「守礼そば」。こちらはおそばも美味しいのですが、ランチタイムに無料の三線ライブがあります。火・木・金・土は私の大好きなLucyさんが唄ってます。ペルー出身の日系三世で、古典・民謡・ポップスとなんでもござれ。各種コンクールで優勝している実力派で、指導者としても活躍していらっしゃいます。美しく優しい歌声が心に沁みます♪

 写真:Lucyさん

 写真:軟骨ソーキがのった「守礼そば」

……という訳で、「ふくぎや」のバームクーヘンをお土産に帰ってまいりました。
今回参考にした可愛いシール付き『映画「百日告別」ロケ地ガイドin沖縄』が、シネ・ウインドでの上映初日、先着15名にプレゼントされます!https://www.cinewind.com/news/100nichi_pre/ 映画同様、スタイリッシュな美しい小冊子で、監督のメッセージなど読みごたえもあります。ぜひ初日に劇場へ

  写真:お土産のふくぎやのバームクーヘンとロケ地ガイド

※今回の旅ではライブと映画も楽しみました。そのレポート「唄や耳薬 番外編 桜坂劇場の夜は更けて」は月刊ウインド8月号(8/1発行)に掲載します。こちらもぜひお読みくださいませ。

(月刊ウインド編集部 松井まゆみ)

■台湾関連映画シリーズ第1弾「百日告別」
シネ・ウインド上映は7月1日(土)~7日(金)、時間は毎日14:20~16:10
お見逃しなく!

■7月1日(土)は映画ファンサービスデー! 入場料割引を実施します。一般1100円、シネ・ウインド会員800円。おトクに映画を楽しむチャンス!!
シネ・ウインド会員になると、サービスデーでなくても、いつでも1000円で映画をご覧いただけます(シニア・学生は800円!)。