新潟市新津美術館 「ぼのぼの」原画展の開場式&内覧会に行ってきました(2018/6/1)。

漫画家いがらしみきお(1955-)さんの代表作、4コマ漫画の『ぼのぼの』は、1986年に連載が開始され、2016年に連載30周年を迎えました。最新刊は2018年3月発行の第43巻(竹書房)。総発行部数は900万部を超え、テレビアニメや映画で映像化もされています。
今回の原画展では、漫画や絵本の原画のほか、アニメーションの制作資料など約500点を展示。段ボール迷路や、子どもが楽しめる趣向もたくさんあります。

開場式には、いがらしみきおさんも来場されており、ご挨拶がありました。
いがらしさんは宮城県出身で、今も宮城県内に住んでいるとのこと。原画展の第1回は2016年、宮城県の石ノ森萬画館。大先輩の名前を冠したところで開催できたのは大変光栄だったと、いがらしさん。2回目は2017年の青森県立美術館。「嫁の母が青森出身であり、嫁は弘前大学だった」。3会場目の新潟にもゆかりがあり、「祖父が新潟生まれ」とのこと。
「原画展を見て、絵の魅力に親しんでもらいたい。そして、漫画家を志す人が出てくれれば本望」
「今の若い方は、漫画でも音楽でも映画でも本でも、パソコンやスマホ、タブレットで接しているが、ナマの原画のおもしろさに触れてほしい」
「とはいえ、私自身が漫画の制作にパソコンを導入している。今はもう原画というのはほとんどなく、すべてデータ化して、それをネット経由で納めている。これから先、漫画家がどれだけ原画展というものをやれるか、わからない」
と、いがらしさん。

原画が無くなってきているという指摘には衝撃を受け、見られる機会を逃さず、ちゃんと足を運ばなければ!という思いを強くしました。

 テープカット

 ロビーの展示

ラッコの「ぼのぼの」をはじめ、シマリスくんやスナドリネコさんなど、個性的なキャラクターが織りなす独特の世界観。
『ぼのぼの』は子どもが小さい時に少し読んだきりでしたが、ちょっととぼけてて、クスッと笑いがこぼれる原画の数々は、今見ても全然古くはなく、移り変わってゆく時代でも通用する普遍的なメッセージを感じました。
展示会場では、30年間での絵の変化も。初期の「ぼのぼの」には耳がありました!

特に印象に残ったのはカレンダー。絵はもちろんのこと、一枚一枚に添えられた言葉が本当に素晴らしくて! 胸が熱くなる作品がたくさんありました。

大人も子どももそれぞれに楽しめる原画展だと思います。皆さんもぜひ足をお運びください。

(月刊ウインド編集部 市川明美)
※月刊ウインド7月号(7/1発行号)にも記事を掲載します

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●連載30周年記念 「ぼのぼの」原画展
https://www.city.niigata.lg.jp/nam/exhibitions/FY2018exh/bono-niigata2018.html
会期:2018年6月2日(土)~8月19日(日)
時間:10時~17時 ※観覧券販売は16時30分まで
休館日:月曜日、7/17(火) ※7/16、30、8/13は開館
会場:新潟市新津美術館 (新潟市秋葉区蒲ケ沢109番地1)
観覧料:一般1000円 大学・高校生700円 中学生以下無料
※有料20名以上は団体料金で2割引
※SLばんえつクーポンおよび、新潟県立植物園、新潟市新津鉄道資料館入館券で2割引(割引併用不可)
※障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方は無料(受付で手帳を提示)
※チラシに100円割引券(5名まで)が付いています(HPでダウンロード可能)
主催: ぼのぼの原画展新潟展実行委員会、新潟市新津美術館、新潟日報社、NST
問い合わせ:新潟市新津美術館 電話0250-25-1300

詳しくは公式サイト参照
https://www.city.niigata.lg.jp/nam/exhibitions/FY2018exh/bono-niigata2018.html