新潟市美術館「野口久光 シネマ・グラフィックス」展の開場式&内覧会に行ってきました(2018/1/9)。
画家・グラフィックデザイナーの野口久光(1909~1994)の映画ポスターやその原画、映画スターやジャズプレーヤーのポートレート、デザインした本・雑誌・レコードジャケットなど、約400点に及ぶ作品・資料を展示しています。

また、1964年の新潟地震の際、来日中だったデューク・エリントンは新宿でチャリティ・コンサートを開き、その収益を新潟市に寄付。
その後に彼が新潟市国際親善名誉市民となった経緯を伝える資料(福島市男さん文責のボード展示あり)や、貴重な写真も紹介されています。

開場式では、篠田昭新潟市長、塩田純一新潟市美術館長の主催者挨拶がありました。
挨拶の中で市長は、「新潟は映画文化の町」であるとし、それにはシネ・ウインドが大きく貢献している、とも語られました。
塩田館長は、新潟市美術館が「生きている美術館」を目指していること、そして、かつては町のあちこちに貼られていた映画ポスターは、まさにそれ自体が生きているアートであると語りました。
また、野口久光展に関連して、シネ・ウインドで2月10日(土)~16日(金)に上映される「モンパルナスの灯」についてもご紹介がありました。
シネ・ウインドは本展に〈特別協力〉しており、開場式には井上支配人も出席していました。

展示のポスターや資料はどれも素晴らしく、「第三の男」や「禁じられた遊び」などの本国版ポスターが並べて展示されていて、野口久光によるポスターと見比べることができるのも楽しい趣向です。

街頭でシネ・ウインド上映の映画ポスター看板を見かけたことがある方も多いと思います。かつては街角にずらりと並んでいた映画ポスター看板も、いつの間にかなくなり、常時貼っているのは新潟市の映画館ではシネ・ウインドくらいになりました。
宣伝方法がインターネット主流になりつつある今も、街貼ポスター看板を大事しているシネ・ウインドの心意気を、あわせてお心に留めていただければ、と思います。

野口さんの画は映画やジャズメンへの愛情に溢れ、ポスターはホントにお洒落&カッコいい&その映画を見たくなる!!

トークやイベントもたくさん企画されています。ぜひ足をお運びください。
シネ・ウインド会員は会員証の提示で200円引きです!

(月刊ウインド編集部 岸じゅん)
※月刊ウインド2月号(2/1発行)にも記事を掲載します。

★関連上映★ 会場:シネ・ウインド
2/10(土)~2/16(金) 連日10:00~12:00
「モンパルナスの灯」(1958年 フランス)
監督 ジャック・ベッケル 主演 ジェラール・フィリップ
☆初日上映後、トークショーあり
「ベッケル・ノワール、闇の映画作家」 出演:藤井素彦(新潟市美術館学芸員)、井上経久(シネ・ウインド支配人)

※月刊ウインド1月号に「『野口久光 シネマ・グラフィックス』展を巡って 新潟市美術館・藤井素彦学芸員インタビュー」あり。ぜひご一読ください!

〈追記〉
開場式には、新潟地震当時、新潟アメリカ文化センター館長秘書をされていて、エリントンと直接連絡を取った星とよ子さん(ジャズシンガー)と、今回の展覧会の監修をされた根本隆一郎さん(NPO法人古き良き文化を継承する会代表)も来場されていました。今後、トークイベントなども開催されるとのことです。詳しくは新潟市美術館のHPをご覧ください。

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●野口久光 シネマ・グラフィックス
http://www.ncam.jp/exhibition/4004/

会期:2018年1月10日(水)~3月25日(日)
時間:9時30分~18時 ※観覧券販売は17時30分まで
休館日:月曜日、2月13日(火)  ※ 2月12日(月・祝)は開館
会場:新潟市美術館 企画展示室(新潟市中央区西大畑町5191-9)
観覧料:一般1000円(団体800円) 大学生・高校生800円(団体600円) 中学生以下無料
*団体は20名以上
*「ウインド割!」新潟・市民映画館シネ・ウインドの会員証の提示で、一般・大高とも200円引(本展会期中のみ有効)
*「ジャズスト割!」第31回ジャズストリートのチケット提示で、ジャズスト開催当日の1/20(土)は無料、それ以外の日は一般・大高とも200円引(本展会期中のみ有効)
*「リピーター割引!」(本展観覧券の半券提示で、2回目は一般・大高とも200円引)
*障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方および一部の介助者は無料(受付で手帳提示)
*割引の併用はできません
主催:新潟市美術館、UX新潟テレビ21
問い合わせ:新潟市美術館 電話:025-223-1622
★会期中のイベント多数!
詳しくは公式サイト参照 http://www.ncam.jp/exhibition/4004/