新潟市美術館「広重ビビッド」展の開場式&内覧会に行ってきました(3/18)。

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本展では、歌川広重晩年の傑作〈名所江戸百景〉120枚揃と〈六十余州名所図会〉70枚揃、全点の「初摺」が展示されます。
どの作品も保存状態が素晴らしく、まるで摺りたてのように濃密でビビッドな色彩。これらは日本化薬株式会社会長をつとめた原安三郎氏(1884-1982)が蒐集したものです。数セットしか現存しない〈名所江戸百景〉〈六十余州名所図会〉初摺揃い物の中でも、見事な保存状態を誇る原安三郎コレクションのセットが全点公開されるのは、今回が初めて。葛飾北斎の〈冨嶽三十六景〉〈諸国名橋奇覧〉など名品22点も出品されます。北斎が日本各地の水辺を描いた連作〈千絵の海〉全10点が揃うのは、またとない機会です。 (資料より)
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内覧会では、本展覧会の監修をした小池満紀子さん(中外産業株式会社・美術担当、国際浮世絵学会・理事)の解説を少しお聞きすることができました。
展示作品には新潟県・越後ゆかりの作品「親しらず」「佐渡 金やま」も。
「親しらず」の立体感の工夫。岩の部分に雲母(または貝殻をすりつぶしたもの)が使われており、角度を変えて斜め下などから見るとキラキラしている。波が岩肌にかかって濡れているような印象を与えている、とのこと。
また小池さんは、新潟市美術館の照明が素晴らしいとも話されました。

お話を聞いたあと、ゆっくり観覧させていただきましたが、色が本当に鮮やかでくっきり!
画面の中の強弱・遠近がはっきりしていて、まるでその場に居るような、引き込まれるような臨場感があります。

絵の中の、後ろのほうなどに、小さく犬や猫、鳥など、動物がいろいろ描かれていて、それがとてもおもしろい。
私が特に気に入ったのは「高輪うしまち」。スイカの皮と大八車と虹の半円がハーモニーのよう。犬が草鞋をくわえてて、もう一方の犬のしっぽの、まぁかわいいこと! 学芸員の方によると、場所は台場で、港には平和ならぬ状況も描かれているとのこと。その対比もまた妙味。

作品とともに、その場所の説明や今の写真もある、丁寧な展示です。
じっくり眺めてじっくり読むためにも、時間に余裕のある時にゆっくり見に行くことをおススメします。

展覧会は5月21日(日)まで。
総計230点が、前期・後期ほぼ総入替で展示されるとのことですので、これは前期・後期両方見に行くっきゃない、です!

ポストカードや関連グッズ、浮世絵の書籍などがいっぱい並ぶミュージアムショップ ルルルも楽しいですよ。

(月刊ウインド編集部 市川明美)

※月刊ウインド5月号(5/1発行)に記事掲載予定。

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●新潟市政令指定都市移行10周年記念、BSN新潟放送創立65周年記念
原安三郎コレクション 広重ビビッド 広重・北斎・国芳、至高の初摺
http://www.ncam.jp/exhibition/3799/
会期: 2017年03月18日(土)~5月21日(日)まで
前期 3月18日(土)~4月16日(日)
後期 4月18日(火)~5月21日(日)
※ 前期・後期で展示作品ほぼ総入替
開催時間: 9時30分~18時 ※観覧券販売は17:30まで
休館日: 月曜日・3月21日(火)
※ ただし、3月20日(月・祝)、5月1日(月)は開館
会場: 新潟市美術館 企画展示室(新潟市中央区西大畑町5191-9)
観覧料: 一般1000円 高・大学生800円 ※中学生以下無料
※ 有料20名以上の団体、および、2回目の観覧(半券提示)は当日観覧料より100円引き
※ 障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方および一部の介助者は無料(受付で提示)
主催: 新潟市美術館、BSN新潟放送
問い合わせ: 新潟市美術館 TEL:025-223-1622 FAX:025-228-3051