【ウィークエンド秀作選】9/5㈮~上映中!

若槻

2025年9月から、各月全6回、週末の限定上映予定

上映企画【午後6時の秀作選】(2024年4月~2025年6月)が装いを新たに再始動

 当館によるリバイバル上映企画【午後6時の秀作選】は『フォロウィング』(1998,イギリス) 、『氷の微笑』(1992,アメリカ)、『少年と犬』(1975,アメリカ)、『帰って来たドラゴン』(1974,香港)、『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004,イギリス)、『バグダッド・カフェ』(1987,西ドイツ)、『のんきな姉さん』(2002,日本)、『ノスタルジア』(1983,イタリア,ソ連) といったように世界各国の風流で趣ある秀作映画をスクリーンに蘇らせ、いずれも大変な好評を博しました。一方で、午後6時からという時間帯に都合を合わせにくかったお客様から「ほかの時間からも上映を始めてもらいたい」とご要望をいただき、これを受け上映スケジュールを再検討。週末の期間に、午後の時間で、3,4週に渡って開映する装いへと新たに再始動。【ウィークエンド秀作選】として優れた映画作品の復活上映を継続していきます。

「〇ぬまでにこれを観て!」 

当該の上映企画を含め、シネ・ウインドの上映作品選定は映画館専従スタッフと会員有志(ボランティアスタッフ)が協同で執り行っています。選定・番組編成においては「この映画の良さを観に来てもらいたい」というような映画に対する文化活動の前向きさが根本としてあります。これは「新潟・市民映画館」の大きな特徴のひとつ。

 過去は新しく、旧きこそ鮮やか。再上映における新発見。かつての映画を大いに愉しみ、いまの映画をも愉しんでもらうため。映画界がさらに盛り上がるための展望。優れた映画に触れてもらうことで市民生活の彩りがさらに鮮やかなものとなってもらうこと。映画の文化価値が色濃く残り続けてもらうことが上映企画の目標です。

2025年内ラインナップ決定! 

 ということで、2025年9月から復活上映企画リブート【ウィークエンド秀作選】スタート。第1弾はアカデミー賞受賞スタッフ・キャストが揃って仕掛けられたメモリアル・サスペンスの製作10周年記念上映『手紙は憶えている』。
 第2弾は10月の週末上映、公開30周年記念と堀越謙三プロデューサー(映画製作配給会社ユーロスペース代表/新潟国際アニメーション映画祭実行委員長、2025年6月逝去)追悼上映を合わせます『スモーク デジタルリマスター版』。
 第3弾は当館開業の周年祭に合わせ公開40周年を迎えます相米慎二監督の代表作『台風クラブ 4Kレストア版』の上映を決定。

 脳汁ドバドバ骨を粉にしながら選び抜いた秀作映画たちをスクリーンと音響で蘇らせるべく鋭意上映準備中です。気が早い上映企画部員は2026年1月以降の候補作品の選定に取り掛かっているという噂です。より幅広く、もっと多くの方々の記憶と感性に秀作映画の存在が溶け込んでいってもらえたら幸いです。どうぞご期待ください。

若槻健人