「とんちゃん」と「しゃーろ」

月刊ウインド編集部
仲のよい2匹

私は踊り手であります。22年前に新潟に戻り、猫と暮らして17年。17歳の三毛猫「とんとん」(とんちゃんと呼ぶことが多い)と、14歳の青い眼のシャム猫姿の「しゃーろ」、2匹の雌猫と暮らしています。2匹とも野良猫が家の外物置に置いていった猫たち。その頃、家の周辺には野良猫が多くて次々に産んでいくのでたまらず、たくさんの雌猫の避妊手術をして、保護してくれる人を探して届けたりしました。それまで私の両親と暮らしていた白と茶の雑種犬マルの最晩年、マルにそっくりな色模様の野良猫が徘徊するマルの後ろにくっついていて、そのこどもが「とんちゃん」、「しゃーろ」の母猫は尻尾が噛み切られて片足動かず片目が陥没した大変な姿の三毛猫で、こどもを産んでしばらくして亡くなりました。木登り大好きな「しゃーろ」は体重が6キロと大きいのですが、なんともかぼそい可憐な声の甘えん坊、時々庭に来る鳥を捕まえては部屋に見せにきて、その鳥を逃がすのにいつもひと苦労。毎朝、庭の一角で静かに瞑想にふけっているような後ろ姿に感心していたら、瞑想などではなく素速く鳥たちの動向を全身で感じているのだと気づきました。マイペースの「とんちゃん」は最近だみ声になってきて、「俺はここにいるぞ〜」と、だみ声をよく響かせています。

(堀川久子〈1〉)

■田中泯の身体気象研究所や舞塾で20年間活動後、現在は出身地の新潟市を拠点にヨーロッパでも活動する、即興舞踊家の堀川久子さんに原稿を寄せていただきました。

瞑想しているような しゃーろ

※月刊ウインド2021年10月号掲載

■月刊ウインドの人気連載、2回ずつで書き手が変わるリレーコラムです。ウチの猫、ウチの犬のことが書きたい!という方は、月刊ウインド編集部までご連絡ください。

仲のよい2匹

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