1/17㈯~1/30㈮ ※火曜休館

2024年 アイスランド・アメリカ合作
1時間11分
配給:kinologue
監督
パメラ・ホーガン
製作
フラプンヒルドゥル・グンナルスドッティル
製作総指揮
イライザ・リード
撮影
ヘルギ・フェリクソン
編集
ケイト・タベルナ
音楽
マルグリエト・ラウン・マグヌスドッティル
主題歌
ビョーク
出演
ビグディス・フィンボガドッティル
グズルン・エルレンズドッティル
アウグスタ・ソルケルスドッティル
グズニ・トルラシウス・ヨハネソン
上映初日1/17㈯14時50分の回、上映後、本作の上映実行委員会によるトークイベント
2/8㈰は中央区医学町ビルにてアフタートーク会。詳細と参加申し込みはコチラから。
国を変えた女性たち
1975年10月24日、アイスランドの女性の90%が家事や仕事を休み、ひとつの街広場に集まりました。それは『女性の休日』と呼ばれ、国全体の意識を変えるほどの歴史的なストライキになりました。
本作では、実際に『女性の休日』に関わった女性たちへのインタビューと共に、彼女たちが受けたあるいは感じた差別や偏見をアニメーションにして描かれています。柔らかな手書き風の可愛らしいアニメーションの中に映し出されるのは、彼女たちが飲みこんできた苦しみや思いで、映像のカラフルさとは裏腹な厳しい現実でした。
当時は、今よりも女性が家庭の中心的な役割を担うことが当然とされ、政治は男性の話とされ、労働の場にいても女性は不利な扱いを受けることが少なくありませんでした。本作は、そうした社会構造がどれほど強固で、多くの女性の日常を縛っていたのかを当事者の声を通して明らかにします。


興味深いのは、『女性の休日』が実際の生活にどのような影響を及ぼしたかという点です。女性が一斉に家事と仕事を離れたことで、社会は初めて女性の存在の大きさを直視することになりました。女性の労働に頼っていた業務は停止し、インフラにも影響を与えました。家庭では料理や子どもの世話を担う人がいなくなり、男性たちは子どもを職場に連れて行き、身の回りのもので面倒を見ることを余儀なくされました。そうした1日の出来事を通して、女性も男性と同様に社会を支えていたという事実が可視化されたのです。

透明人間のように扱われ、不平等を強いられていた時代に女性たちは、「女性がいない社会はどうなるか」という問いを、「みんなで休む」というシンプルでありながら大胆な方法で示してみせました。この出来事により、女性の存在価値を改める考えが広まっていき、1980年には世界で初めての女性大統領がアイスランドに誕生しました。そして昨年、日本でついに女性の首相が誕生しました。半世紀前に起きた行動が、世界に影響を与え日本にも、時代と国境を超えて行動の足跡を残したのです。
男女の不平等さが、どこにいてもなくなることを願います。性別に捉われず、ひとりひとりの人間として尊重し合える社会へ、そんな未来への希望を示した作品です。
上映企画部 C.M
上映時間
1/17㈯ 〇14:50~16:10 上映後にトークあり
1/18㈰~22㈭ 〇15:00~16:20
1/23㈮ 〇17:00~18:20
1/24㈯ 〇12:20~13:40
1/25㈰~29㈭ 〇12:30~13:50
1/30㈮ 〇14:30~15:50
