おすすめ作品『誰かの花』

シネ・ウインド

6/11(土)~6/17(金) シネ・ウインド上映 ※6/14休館

 ★上映時間→ 12:20~14:25  https://www.cinewind.com/schedule/

 ★劇場受付と公式サイトで13日前より座席チケット販売中 購入はこちら→ https://cinewind.sboticket.net/

 ★6/11(土) 奥田裕介監督来館、舞台挨拶あり

誰を憎めば、終わるのか

何を赦せば、進めるのか

〇『誰かの花』のススメ〇

ミニシアターと気鋭監督が創る《地方発映画》

本作は2021年に30周年を迎えた老舗映画館、横浜シネマ・ジャック&ベティの企画映画として製作され、『世界を変えなかった不確かな罪』(2017)で高い評価を受けた奥田裕介監督のオリジナル脚本による長編映画第2作にあたります。横浜生まれ横浜育ちである奥田監督は、横浜を観光地として街興しを狙うより、自身の作家性にこだわり、横浜のとある団地を舞台としたデリケートかつ綿密なヒューマンドラマを、構想から4年以上をかけて完成させました。

鉄工所で働く主人公は、認知症によって徘徊する父親と、介護する母親が気がかりとなり、実家の団地を訪れる。ある強風の日、団地のベランダから落下した植木鉢が住民に直撃する事故が起きる。このとき父親が土のついた手袋をした状態でいたこと、部屋の窓が開いていたことから、まさかという疑念を抱くが…。両親と、亡くなった兄のこと、ヘルパーさん、被害者、加害者とされた住人、遺族が集まるセミナーが出てきて、不穏な日々が続く。

前作に引き続き、奥田監督の創作テーマは、「善意からの悲劇」は即ち「不確かな罪」であり、その先に救いがあるか。映画の始まりは他人事ながら、いつでもどこでも誰にでも起こり得るようなアクシデントと葛藤の表現に、何とも知れない緊張感が生じてくる。世の中には様々な事情や状況、考えと行動があって、利益があれば不利益もあり、ときには加害と被害が生じてしまう。日々の生活の中で、他者とのコミュニケーションなどにおいても、誰もが経験するようなことであり、すると人々はどのような感情を抱え込み、発していくか。映画とはこれ。ハッとさせられるような、感覚的な瞬間に富んだ見事な現代劇です。

「大事な人を失った悲しみや、喪失感を持った人に救いの形と心の置き場所を」

奥田監督は1986年生まれ、神奈川県横浜市出身。日本映画学校(現・日本映画大学)で映画製作を学び、映画やドラマの現場で演出部や製作部を経験。ドキュメンタリー映画の構成、ミュージックビデオの脚本・監督、舞台への脚本提供や作・演出など活動は多岐にわたり、和田光沙さん主演『蒼のざらざら』(2020)の制作、「ミス日本コンテスト」のドキュメンタリー『夢こそは、あなたの生きる未来』(2018)の撮影など、会社員として働きながら作家として活躍している。

『誰かの花』は第34回東京国際映画祭「アジアの未来」部門に正式出品され、横浜、渋谷、新宿での一般公開も好評を持って迎えられました。文春ムック「週刊文春CINEMA! 2022夏号」(文藝春秋)の【期待の監督5人】に選出されるなど、これからも新作が待ち遠しい映像・映画作家です。「現代における善意からの悲劇」や「思いがけない加害と被害」をテーマに、自身も交通事故によって身内を亡くした経験から、「大事な人を失った悲しみや、喪失感を持った人に救いの形と心の置き場所を示せたら」という思いを込めて撮りおろした本作。今回の新潟初上映を機に、劇場鑑賞と応援をいただけたら幸いです。上映初日の6/11(土)には奥田監督の舞台挨拶もあります。ぜひご来場ください。

(上映企画部 若槻)

  

2021年 日本 (1時間55分)

配給: GACHINKO Film 監督・脚本: 奥田裕介

出演: カトウシンスケ、吉行和子、髙橋長英、和田光沙、村上穂乃佳、篠原篤、太田流星

©横浜シネマ・ジャック&ベティ30周年企画映画製作委員会

公式サイト http://g-film.net/somebody/

  

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※シネ・ウインドは全席「座席指定制」、火曜休館

※劇場受付と公式サイトで上映の13日前より「座席指定チケット」を販売しています。受付混雑緩和のため、事前購入と早めの来場にご協力ください

  

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