上映企画部だより 2024/1/27

若槻

毎週月曜日はシネ・ウインド会員による運営機関「上映企画部」打ち合わせの日です。

 1/22㈪、今年3回目の上映企画会議が行われました。主な内容は3月の上映企画の選定についてです。上映作品のジャンル、製作国、上映時間、様々なことを考慮して決めるため、選定にはとても悩んでいます。しかし、お客様に喜んでいただくため、上映企画部、全力で取り組んでいますので、楽しみにお待ちいただければと思います。

 ここからは個人的なお話になるのですが、私は大学卒業と就職で新潟を離れるため、上映企画部を卒業することとなりました。そのため、今回は部活動を通して私の感じたことについて書きたいと思います。

 私がシネ・ウインド上映企画部で活動するようになったのは、大学3年生になった頃です。1、2年生のときはコロナウイルスの影響で大学でのサークル活動を満足に行うことが出来ませんでした。そんなときに見つけたのが上映企画部の協力募集です。初めは少し緊張しましたが、歳の差関係なくコミュニケーションをとることが出来ました。会議の前後の時間には最近見た映画の話などが出来て楽しかったです。会議については、難しさを感じることもありましたが、自分の分かる範囲で意見を出したり、月刊ウインドの作品紹介の原稿を書いたり、自分なりに貢献出来るように取り組んでいました。

 こうした活動を行っていくなかで、映画への関心も深まっていきました。試写状や売込が来て、上映の選定を行っていくわけですが、作品それぞれの魅力について考える過程で、ひとつの作品について抱く印象は各々異なるという、ごく当たり前のことをより強く実感するようになりました。物事に対して先入観を持たず、公平で客観的な視点を持つことの難しさを感じ、とても貴重な経験が出来たと思います。もう少し早くからこの活動に参加したかったです。

 最後に、これを読んでいる方には是非、上映企画部の活動に参加してもらいたいです。特に大学生には、貴重な経験になると思いますし、若年層のお客様に寄り添った感性を持った方は即戦力になると思います。

 私の個人的な話にお付き合いいただきありがとうございました。今後、新潟を訪れる際には、シネ・ウインドに寄りたいと思います。短い間でしたが、とても楽しかったです。(小森吾志)