おすすめ作品『ニトラム/NITRAM』

月刊ウインド編集部

6/11(土)~6/24(金) シネ・ウインド上映 ※6/14、21休館

 ★上映時間→ https://www.cinewind.com/schedule/

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ポート・アーサー事件初映画化

出来事に至るプロセスを緻密かつ繊細な叙述で積み重ねてゆく

 

〇『ニトラム/NITRAM』のススメ〇

本作は“ニトラム”と呼ばれる青年が、オーストラリアの観光地で起きた無差別銃乱射事件を決意するに至った彷徨の日々を綴る。

「生き辛さ」とはいつごろから聞かれるようになった言葉だろう。彼もまた幼少期からのトラブルメーカーで同様の感情を抱きながら年月を重ねた一人だ。粗野で奔放な彼の魂を体現し尽くすケイレブ・L・ジョーンズの怪演は見どころの塊でしかないが、もう一つ注目したいのはニトラムの両親の描写だ。

平均値(ふつう)じゃない子を持つ親の、長年に渡る子との駆け引きと諦念が拮抗する日常を本作は丁寧にすくい取る。親にとってもあてどない毎日だったことを伝える本作は、紛れもなく家族のドラマに重心を寄せて作られている。

人はどこまで他者に干渉してよいのだろう。「ニトラム」は剣呑な空気をまとい、その最大値をぶつけてくる。大傑作である。

(武居亮/月刊ウインド6月号より)

2021年 オーストラリア (1時間52分) 英語 

配給:セテラ・インターナショナル

監督:ジャスティン・カーゼル

出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ジュディ・デイヴィス、アンソニー・ラパリア、エッシー・デイヴィス

© 2021 Good Thing Productions Company Pty Ltd, Filmfest Limited

公式サイトhttps://www.cetera.co.jp/nitram/

★第74回カンヌ国際映画祭(2021) 主演男優賞受賞 ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ

  

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