【ウィークエンド秀作選】第3弾
〈公開40周年記念上映〉
世界で再評価最高潮 奇跡の青春群像劇


1985年 日本
1時間55分
配給:A PEOPLE CINEMA
監督
相米慎二『お引越し』
脚本
加藤祐司『教祖誕生』
企画 / 製作
宮坂進『地獄の警備員』
プロデューサー
山本勉『お墓がない!』
撮影
伊藤昭裕『王手』
美術
池谷仙克『さらば箱舟』
編集
冨田功『1999年の夏休み』
音楽
三枝成彰『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』
出演
三上祐一 / 紅林茂 / 松永敏行 / 工藤夕貴 / 大西結花 / 会沢朋子 / 天童龍子 / 渕崎ゆり子 / 佐藤允 / 寺田農 / 伊達三郎 / 小林かおり / きたむらあきこ / 石井トミコ / 鶴見辰吾 /尾美としのり / 三浦友和
生々しくファンタジックな映像編集が鮮烈
当館40周年祭の時期と合わせ、同じく公開40周年を迎える、相米慎二監督代表作を高画質で上映。第1回東京国際映画祭(ヤングシネマ)でグランプリを受賞し、キネマ旬報「オールタイムベスト・ベスト100」日本映画編(1999年版)の55位に躍出、国際的な再評価が高まる相米監督が『魚影の群れ』に続いて発表した衝撃の青春劇。
東京近郊の地方都市、台風が迫る4日間と校内での非日常の中で生まれた中学生の狂気を描く。その形容しがたい暴風雨的な感情の昂りや騒乱の様相にショックとエキサイトが連鎖拡大。相米映画作品でも特に「神話的な一本」と評され、やがてベルナルド・ベルトリッチ(『暗殺の森』、『ラスト・エンペラー』)やホウ・シャオシェン(『冬冬の夏休み』、『ミレニアム・マンボ』)といった海外の名監督たちを唸らせるまでに至る。
宇尾地米人
月刊ウインド2025年11月号より

