【秋のウインド協奏曲】

若槻

11/2㈯~11/22㈮ ※11/5㈫,11/12㈫,11/19㈫休館

 11/3は文化の日。39周年祭直前となります、11月の音楽映画特集【秋のウインド協奏曲】は世界各国で製作された、まさに「音楽とともにある人生」を映し出す3作品を上映します。

 それぞれが個性的な風情を備えていますが、共通するのは「音楽人生」、「音楽へのプライド」、「飽くなき挑戦心」ですね。最高の演奏を目指す人々の姿を是非ご覧ください。

①『ロール・ザ・ドラム!

11/2㈯~11/8㈮ ※11/5㈫休館

〇12:35~14:15

スイスからのエンタメ・音楽コメディ

 『マッド・ハイジ』を放ったスイスの映画だからトンデモないものに違いない!などと偏見を持たれては困りますね。これは男たちの、音楽への熱心、プライド、競争心がヴァレー州ヴィレッジで騒動を巻き起こすブラスバンド・コメディ。1970年に実際に起きた出来事が基だそうです。伝統と新風の対立がどうなるか。ここに当時の社会性、文化、自然美が映り込み、スイス映画の情趣となって見事な面白味が醸造されています。(宇尾地米人)(月刊ウインド2024年11月号より)

②『パリのちいさなオーケストラ

11/9㈯~11/22㈮ ※11/12㈫、11/19㈫休館

📽11/9~11/15 〇10:00~12:05

📽11/16 〇12:30~14:35

📽11/17 〇15:50~17:55

📽11/18~11/22 〇12:30~14:35

若き女性指揮者と垣根を越える音楽団

 8月11日、パリ・オリンピック閉会式の演奏にあたったディヴェルティメント交響楽団。その創設者にして第一級の女性指揮者であるザイア・ジウアニの学生時代を描きます。「人生は音楽であり、音楽は人生」というザイアの人物像に感化されたシャール監督は、その映像化と音響編集に心から注力しました。指揮者の品格。奏者との一体感。キャメラは奇跡的な演奏へと迫ります。熱意ある感動的な音楽ドラマの傑作です。(宇尾地米人)(月刊ウインド2024年11月号より)

③『ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦

11/16㈯~11/22㈮ ※11/19㈫休館

📽11/16 〇14:55~16:45

📽11/17 〇18:30~20:20

📽11/18~11/22 〇14:55~16:45

その情熱は未来の音楽家のため

 南米ベネズエラの音楽教育制度「エル・システマ」を5歳頃から受けていたグスターボ・ドゥダメルですが、今ではクラシックの本場ヨーロッパ屈指のベルリンフィルやウィーンフィルで指揮をする世界的なマエストロになっています。2008年初来日公演をTVで見て、会いたい指揮者の一人になりました。音響の良いシネ・ウインドのスクリーンでオーケストラの演奏を聴け、素顔のマエストロに会えるなんてとっても嬉しい。音楽好きな方もバックステージものが好きな方も是非、ご覧ください!(春川京子)(月刊ウインド2024年11月号より)