おすすめ作品『クー!キン・ザ・ザ』

月刊ウインド編集部

11/27(土)~12/10(金) シネ・ウインド上映 ※11/30休館

 ★上映時間→ https://www.cinewind.com/schedule/

 ★劇場受付と公式サイトで13日前より座席チケット販売中 購入はこちら→ https://cinewind.sboticket.net/

   

世界中の映画ファンを熱狂させた

究極のカルト映画「不思議惑星キン・ザ・ザ」を”新解釈”完全アニメ化!

  

  超オフビートSFアニメ

  

『クー!キン・ザ・ザ』のススメ

1986年にソビエト連邦下で制作され、日本でも大ブームを巻き起こしたSF映画「不思議惑星キン・ザ・ザ」(02年3月シネ・ウインド上映)。ジョージア(グルジア)出身のゲオルギー・ダネリヤ監督(1930~2019)による、ソビエト社会の不正や人種差別への皮肉と、チープなSF描写がもたらす可笑しみと哀愁。異星人(どう見てもロシアのおっちゃん)たちが繰り出す挨拶であり、言語でもある「クー!」のぶっきらぼうな愛嬌。キン・ザ・ザ星雲にワープしてしまった電気技師と、グルジア人学生の友情譚としても爽やかな余韻を残す一作だ。

今回上映されるのは、ダネリヤ監督自らが手掛けた2013年制作のアニメーション版だ。大筋のストーリーは変わらぬものの、その諷刺の鋭さは資本主義ロシア社会に留まらない普遍性を持って突き刺さってくる。キン・ザ・ザ星雲プリュク星の人々(某SFシリーズのようなロボットも登場)の姿こそ、アニメならではの自由さで大きく変わっているが、オリジナル版にあったペーソスとシニカルさはそのままに健在だ。

プリュク星にワープする地球人二人が、本作では高名なチェロ奏者とDJ志望の青年に変更されているが、そのオリジナル実写版とは味わいを異にする関係性にも注目だ。「キン・ザ・ザ」の魅力を知っている人はもちろん、初めて触れる人も、この超オフビートSFアニメに酔っていただきたい。観終えたら「クー!」したくなること間違いなしです。

(久志田 渉/月刊ウインド11月号より)

合言葉は「クー!」

  

2013年 ロシア (1時間32分) ロシア語 

原題:Ku! Kin-dza-dza

配給:パンドラ

監督:ゲオルギー・ダネリヤ 共同監督:タチアナ・イリーナ

声の出演:ニコライ・グベンコ、イワン・ツェフミストレンコ

© CTB Film Company, Ugra-Film Company, PKTRM Rhythm

公式サイト http://www.pan-dora.co.jp/kookindzadza/