塚本晋也監督自身による「野火」キャンペーン日本劇場めぐりの旅はここ新潟からのスタートでした。この旅は、監督・脚本・撮影・編集・主演と正にご自分の全てを注いだ作品を直に映画館に届けたい、という塚本監督の強い想いによるものでした。
2日間の新潟滞在では計9本の取材を受け、シネ・ウインドでのサウンドチェックも行うという慌ただしいスケジュール。取材では、高校生で原作に出会った時の衝撃、映画化したいと思ってからの約20年の長い道程、戦争の痛みを知る人が減ってきている中で今撮らなくてはという危機感から完成に至ったことなどを語られ、穏やかな口調ながら、その一言ひとことからはこの作品を1人でも多くの人に届けたい、という熱い想いが伝わってきました。
取材の中で監督が繰り返し仰っていた「観て、浴びて、感じて、自覚して、考えるきっかけになれば」という言葉。20年間こだわり続け、戦後70年の今、作ったことは必然でもあった、というこの映画。この夏、多くの人に届き、一緒に考えていければ、と感じた2日間でした。(五十嵐)
◎「野火」塚本晋也監督作品 http://nobi-movie.com/
7/25(土)~8/21(金) シネ・ウインドにて上映 前売券1300円 発売中
★ 速報 ★
「野火」上映に際し、「中学・高校生 入場料特別割引」を実施します!
通常、中学生1000円・高校生1500円のところ → 「野火」に限り、中学・高校生 800円
中学・高校生の皆さん、この機会にぜひご来場ください!!