10/18㈯~10/31㈮ ※10/21㈫休館 28㈫休映

2024年 韓国
1時間40分
配給:日活 KDDI
監督
チャン・ユニョン『ファン・ジニ 映画版』
製作
チャン・ギュソン『幼い依頼人』
イ・ハヨン『九老アリラン』
脚本
チョ・ソンワン
撮影
シン・ヒョング
美術
パク・チェヒョン
編集
シン・ミンギョン『82年生まれ、キム・ジヨン』
衣装
ファン・ダイン
音楽
パク・ジマン
出演
チュ・ジャヒョン『美人図』
イ・ムセン『市民捜査官 ゾッキ』
もし、あなたが記憶喪失になったら、誰を信じますか?
美術講師のドッキは、小説家の夫・ジュンソクと幸せに暮らしてる。しかし、彼女は、事故の影響で2年間の記憶を無くしていた。自分が記憶を無くしている事故前後の2年間について教えてくれない夫に次第に不信感を覚えるドッキだったが…。
記憶喪失の妻を献身的に支えており、夫として理想的な面がある一方で、どこか影があるジュンソクを演じたイ・ムセン。優しい眼差しと怪しい言動、そのギャップが淡々と進む物語を一層ミステリアスにしています。そしてそんな夫に翻弄されながらも、真実の記憶を追いかける妻・ドッキを演じたのはチュ・ジャヒョン。韓国の実力派俳優のふたりが共演しています。


‘‘記憶喪失×ラブストーリー”と言えば、これまで数多くの名作があり、定番ネタであると言えると思います。しかし、今作ではそこに「本当にこの人を信じていいのか?」という疑問が物語の軸となっています。ラブストーリーだけでなくミステリーとしても楽しめる一作、ふたりの恋愛模様に胸がときめくとは別の緊張感あるドキドキが味わえます。
前半は、ドッキとジュンソクふたりの出会いと現在の暮らしを交互に描き、ふたりの関係性と事故で失った記憶の断片をドッキと共に辿っていきます。物語が進む中で、ジュンソクの行動には謎が増えていきますが、その真意を説明する言い分は理屈としては正しく、優しさに満ちているのです。しかし、穏やかな時間の中に確実に漂う違和感、どこかひっかかる。後半、とある出来事をきっかけに次々と分かっていく失っていた2年間の真実。前半の伏線を鮮やかに回収していきます。
日々生きていると、嘘をついている方が優しい瞬間があると思います。その嘘が自分のためにあっても、相手のためにあっていても。ジュンソクが選んだ嘘には、一体どんな想いが隠されているのでしょうか。
ドッキが眠っていた間に何があったのか。やがて、知ることになる真実は予想外の展開に繋がっていきます。ぜひ、隠されていた真実をスクリーンで確かめてきてください!
上映企画部 C.M

《上映時間》
10/18㈯ 〇15:20~17:10
10/19㈰~10/23㈭ 〇12:30~14:20 ※10/21㈫休館
10/24㈮ 〇12:15~14:05
10/25㈯~10/31㈮ 〇15:05~16:55 ※10/28㈫休映
