『あしたの少女』

シネ・ウインド

“世間の荒波”という害悪と、無念を追う一念

 若い命が凍りつき、私は涙に暮れました。枯れるところまで枯れ、渇くところまで渇ききりました。真面目に頑張っても報われない。体裁だの損失だの説教されて、追い込まれ張り詰めて、もうここまでにしておこうと思うに至る。こんなに悲しいことはありません。韓国も日本も、気持ちよく働かせることが下手くそで、姑息な後処理ばかりが一丁前。人々の無念が警察を動かす。これは社会が真っ黒である証拠ですね。この永遠の哀しみに全身が干乾びました。(宇尾地米人)