月刊ウインド2016年8月号(371号)

シネ・ウインド

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表紙は、本年度アカデミー賞で作品賞、主演女優賞、脚色賞にノミネートされた「ブルックリン」(上映は8/20~9/16)。誰を愛しているのか、本当に大切なものは何か。主人公の選択と成長を見届けてください。

シネ・ウインド8月上映作品の紹介&時間を完全掲載。

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来館レポートは「妻の病」伊勢真一監督&石本浩市さん
(HPレポート→ https://www.cinewind.com/blog/6-12/)
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イベント報告は「A Film About Coffee」コーヒーショップコラボ企画。

第26回にいがた国際映画祭の学生スタッフによる映画祭レポートも。

特集はシネ・ウインド流“街歩きのススメ”「ブラウインド 高田編」
(HPレポート→ https://www.cinewind.com/ed-news/15483/)。
日本最古の現役映画館「高田世界館」を起点に、城下町の魅力たっぷりな街歩きです。
夏の一日、月刊ウインドを片手に、高田(上越市)をゆっくり歩いてみませんか。

「あ・ら・かると」は、「DROPS」(中川なぎさの布仕事展)のすすめ、「声に出して読む安吾」に参加して、「新潟から静岡へ Noismを伝える」映像づくり、「ラ・バヤデール」公開リハ&本番、Noism柳都会 田根剛×金森穣 感想。

隔月連載「唄や耳薬 沖縄音楽無駄話2」(松井まゆみ)は沖縄の旧盆とエイサーの話。
「サウンドトラック隊の映画音楽講座」(島田幸市)は映画音楽の本(『映画音楽 太郎主義』『亡命ユダヤ人の映画音楽』)について。
31周年祭企画「月ムビ」(30秒CM)でお馴染み“秘密のミーニーズ”のCD紹介も(写真)。
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好評「タイラのイラストルポ」、8月号は「天野喜孝展」(新潟市新津美術館) 
(HPレポート→https://www.cinewind.com/ed-news/15558/)。
連載コラム「どうしてこんなに映画なんだろう」(えのきどいちろう)は7/30から上映スタートの映画「FAKE」について!

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《もくじ》

1~2 スケジュール表 料金表 もくじ
3~11 シネ・ウインド インフォメーション
      「スポットライト 世紀のスクープ」
      「FAKE」
      「バベットの晩餐会」
      「いしぶみ」
      「サクラ花 ―桜花最期の特攻―」
      「ふたりの桃源郷」
      岡林信康 2016弾き語りライブ
      「花、香る歌」
      「大怪獣モノ」
      「さとにきたらええやん」
      「ブルックリン」
      「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」
      特集ロメールと女たち
        「海辺のポーリーヌ」「満月の夜」
        「緑の光線」「友だちの恋人」
        「レネットとミラベル/四つの冒険」
12~13 事務局通信
14   イベント報告
      *「A Film About Coffee」コーヒーショップコラボ企画
    シネ・ウインド ギャラリーより
15   来館レポート *「妻の病」伊勢真一監督&石本浩市さん
    どこにも無い場所 120 鈴木良一
16   映画とともに *第26回にいがた国際映画祭レポート
17~18 ウインド あ・ら・かると
      *「DROPS」のすすめ
      *「声に出して読む安吾」に参加して
      *新潟から静岡へ Noismを伝える
      *「ラ・バヤデール」公開リハ&本番
      *Noism柳都会 田根剛×金森穣
19~22 ブラウインド 高田編
23   唄や耳薬 沖縄音楽無駄話 2 松井まゆみ
24   サウンドトラック隊の映画音楽講座86 島田幸市
25   どうしてこんなに映画なんだろう 39 えのきどいちろう
    物販コーナー紹介 秘密のミーニーズCD
    記憶の箱から 119 福島市男
26   声風―SEIFU―
    猫と暮らして その35
    南の果てより愛をこめて 330 恩田雅和
27~28 ピックアップ情報
29   ピックアップレポート 編集後記
    タイラのイラストルポ「天野喜孝展」

〈お詫びと訂正〉
月刊ウインド8月号11ページに誤りがありました。
特集上映「ロメールと女たち」の中の、「満月の夜」と「緑の光線」の写真が逆になっていました。
会員・読者ならびに関係者の皆様にお詫び申し上げるとともに、ここに訂正させていただきます。
(月刊ウインド編集部)

《スタッフコメント》
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「みるジャズ体験」

いわずと知れた「新潟ジャズストリート」。古町を中心にいたるところでジャズを聴けるイベントが7月16日(土)、17日(日)の二日間にわたって開催された。いつか行ってみたいと思っていたところ、奇遇にも知り合いから一日フリー券を譲っていただいたので参加した。

楽器から直接聴く音楽はやはりCDとはまったく違った。息をのむほど甘いメロディーを奏でるバンド、これでもかと自己主張するビックバンド(NYBBとか、とても良かった。)もあったし、正直うーん…と思うバンドもなくはなかったが、やはり体にズシンと押し寄せてくるバスやドラムはここでしか体験できない。加えて演奏する場所も本当に素晴らしい。狭い路地裏をぬけ今にも転げ落ちそうな急な階段を上った先には、いつも異空間だった。素敵なシャンデリアの薄暗い照明に実験装置を思わせるような水だしコーヒー用の巨大な器具。独特の雰囲気のある喫茶店で聴く生演奏は格別だった。

友人と14時頃から町へくり出し、夜23時までたっぷりと文字通り、浴びるようにジャズを聴いた。さすがに最後のほうは疲れからか、うとうとしてしまったが、それでも体で音楽をしっかり受け取ったという自負がある。これがもしかしたら「沁みる」ってやつかもしれないと思った。誰かが言っていたが、ジャズにウイスキーなんかがあったら確かに酒と一緒に自分にも酔ってしまいそうだ、と思いつつ帰路に着いた。

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写真: Kaffa蒼紫(パルム)。とても素敵な喫茶店
(新潟市中央区古町通6)

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写真: パルム 店内の様子

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写真: 何の花だろうか。店名にちなんで「蒼紫」色をイメージしてるようだ

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写真: ジャズ喫茶「A7」(新潟市中央区西堀前通3)。巨大な猫がいる。かわいい

(角田)
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(月刊ウインド編集部 市川)