2026/11/7~11/13

Orfeo Iluso - Perspective Films - 3CAT - Los Ilusos Films - Los Films de Orfeo © 2025
「シルビアのいる街で」などで知られるスペインの名匠ホセ・ルイス・ゲリンの10年ぶりとなる長編監督作で、バルセロナ郊外の集落・バルボナ地区を舞台に、変わりゆく時代と人々の生活を見つめたドキュメンタリー。
スペインのバルセロナ郊外に位置するバルボナ地区。「よき谷」と名付けられたこの地は川や線路に囲まれ、開発から取り残された陸の孤島であり、大都市の近くとは思えないほど豊かな自然に恵まれている。ここには20世紀半ばに移り住んできた人々と、最近になってやってきた新世代の移民たちが共に暮らしている。インド、ジャマイカ、ロシア、ウクライナなど世界中から集まってきた彼らは文化も生活スタイルも異なるが、子どもたちは一緒に川で遊び、誰もがよく食べて飲んで歌い、踊り、ひとときの安らぎを得る。そんな都会のオアシスのような地に鉄道増設の計画が持ち上がり、一部の人々は立ち退きを迫られてしまう。
ゲリン監督が3年の歳月をかけてバルボナ地区にカメラを向け、愛情を込めながら住民たちの生活を記録。ひとつの小さな地区を舞台に、そこに生き続ける市井の人々と、流れ続ける人類の営みを詩情ゆたかに映し出す。2025年・第73回サン・セバスティアン国際映画祭で審査員特別賞を受賞。
