2024/10/5~10/11
(c)テツヤトミナフィルム
舞台は佐渡島。
息子の誕生日のプレゼントを買いに行ったまま帰ってこなくなった父。少年アオ(田中日月)はバケモノに父親がさらわれたと思っている。ある日、孤独を感じているアオの前に、謎の転校生・小夜子(新音)が現れる。里親に育てられ同じく孤独を感じている小夜子とアオは心を通わせる。義肢制作を生業にしているアオの母ミドリ(内田也哉子)は、幼馴染(萩原聖人)から思いを寄せられ心が揺らいでいる。アオの祖父(内田裕也)は子どもたちの未来を案じている。
そんなある夜、里親に辛い仕打ちを受けた小夜子がアオの元を訪ねてくる。
深夜、二人はミステリアスなバスに乗って、アオの父親が幼い頃に見たというバケモノが現れた海へと向かうことになるが・・・。
島の美しい風景の中で、家族と少年少女の出会いと別れの物語が綴られる。
併映「終点、お化け煙突まえ。」
高校の卒業式の帰り道、ミドリはいつものようにバス停へと向かう。秘かに思いを寄せているバスの運転手との時間も最後となるその日、ミドリを乗せたバスが向かった先には・・・。
かつて足立区千住にあった火力発電所の煙突、通称お化け煙突をモチーフに、女子高生とバス運転手の不思議な恋の物語を描いている。