アフター・ミー・トゥー

アフター・ミー・トゥー
2024/4/275/3
4/27(土) 16:30~新潟市総合福祉会館にて勉強会を開催!【ゲスト】高橋梓さん(新潟県立大学講師)【参加費】無料(定員20名 要申込み)
アフター・ミー・トゥー

韓国「#Me Too」ミートゥー運動の熱気から3年、残された課題と連帯の軌跡を追う4つの物語ドキュメンタリー

2017年秋、世界中に広がった「#Me Too」キャンペーン。この、性暴力の被害体験を「#私も」というハッシュタグととともにSNSに投稿する運動は、韓国でも大きく盛り上がった。実はその前年、韓国では「女性だから」という理由で若い女性が見知らぬ男に殺害される事件が起きていた(2016年江南カンナム駅通り魔殺人事件)。女性たちは憤り、これまで抑圧されていた思いが一気に噴き出していく。フェミニズムの気運が高まるなか、2018年、現役の女性検事が上司からの性暴力を告発したのを機に「#Me Too」運動は急速に広がり、女性たちは社会変革に向け様々な取り組みを実行していった。
それから3年後の2021年。かつての熱気が落ち着いた「#Me Too」は、どのような状況にあるのかーー。これまでもフェミニズムをテーマにした作品を手がけてきたカン・ユ・ガラム監督を中心に、世代の異なる女性監督4人が集まって制作されたドキュメンタリー『アフター・ミー・トゥー』は、「#Me Too」のその後を映し出していく。

本作は、4編のオムニバスで構成され、学校やアートの現場で「#Me Too」運動に参加した人たちの“その後”を描く作品や、「#Me Too」から取りこぼされた中年女性の姿を追う作品のほか、「#Me Too」とも言い切れない、「加害」「被害」の区分けが難しいグレーゾーンをテーマにした作品も収め、「#Me Too」の先にある新たな課題を観る者に問いかける。