燃えあがる女性記者たち

燃えあがる女性記者たち
2023/12/912/22
12/9(土) 佐渡市の市議会議員あらい真理さん 来館トーク
燃えあがる女性記者たち

各国の映画祭を席巻した話題のドキュメンタリー映画が遂に公開!

インド出身の監督、リントゥ・トーマスとスシュミト・ゴーシュが完成までに5年の歳月を費やした長編ドキュメンタリー第1作となる本作は、2021年サンダンス映画祭ワールドシネマ・ドキュメンタリー部門の観客賞と審査員特別賞受賞を皮切りに、山形国際ドキュメンタリー映画祭2021市民賞、第94回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞ノミネートなど、世界各地の200以上の映画祭で上映され、40もの映画賞を受賞、アメリカ放送界での最高の栄誉されるピーボディ賞のドキュメンタリー賞も受賞している。ワシントン・ポスト紙には「おそらくこれまでで最も感動的なジャーナリズム映画」と評された本作は、インドで初めてアカデミー賞にノミネートされた長編ドキュメンタリーとなった。

たくさんの人に知ってほしい。世の中のために書く、女性記者のことを。

インド北部のウッタル・プラデーシュ州で、アウトカーストとして差別を受けるダリトの女性たちが立ち上げた新聞社「カバル・ラハリヤ」。
独立した草の根メディアとして、大手メディアが注目しない農村の生活や開発など地方自治の問題を報道し続けてきた「カバル・ラハリヤ」は、紙媒体からSNSとYouTubeの発信を主とするデジタルメディアとして新しい挑戦を始める。ペンをスマートフォンに持ちかえた彼女たちは、貧困と階層、そしてジェンダーという多重の差別や偏見、さらには命の危険すらある暴力的な状況のなか、怯まず粘り強く小さな声を取材していく。

知識も経験も豊富な「カバル・ラハリヤ」主任記者のミーラは、ニュースのデジタル化に戸惑う仲間を励ましながらも、自身の子育てと夫の無理解に苦慮している。有望記者のスニータは、意欲も能力の十分だが、家族と世間からの結婚の圧力に疲弊し、新人のシャームカリは、自分の取材力に自信が持てなくなっていた。それぞれの悩みを抱えながらも徐々に記者としての取材方法を獲得していったミーラたちは、次々と生活の問題の先にある反社会勢力の存在や警察の怠慢などをあきらかにしていく。やがて、彼女たちの発信するニュースは、インド各地へと波紋のような広がりを見せるのだった――。