この世界の(さらにいくつもの)片隅に

この世界の(さらにいくつもの)片隅に
2020/2/293/19
UDCast(スマホで聴く音声ガイド)対応 3/7~3/13:日本語字幕付き上映
この世界の(さらにいくつもの)片隅に

 昭和19 年。絵を描くのが好きな18歳のすずが、広島・呉に嫁いでくる。夫・周作やその家族に囲まれ、見知らぬ土地で暮らし始めるすずに、次第に戦争が迫ってくる。それでも、食べ物や物資が少なくなるなか、工夫を重ね日々を過ごしていた。
 ある日、迷い込んだ遊郭で、すずは同世代の女性リンと出会う。いつしか互いを大切な存在に思うようになるふたり。だが、ふとしたことをきっかけに、すずは夫・周作とリンの過去に触れてしまう。大切だから、秘める想い。そして、昭和20年の夏がやってくるー。

 大ヒット映画『この世界の片隅に』の単なる長尺版ではなく、250カットを超える新エピソードによって、これまで目にしていたシーンや人物像がまったく異なる印象で息づきはじめる。『この世界の片隅に』を知る人も、知らない人も1本の‟新作“として体感することになるだろう。すずの内面を大人の表現で魅せる女優のん、岩井七世(リン役)、細谷佳正(周作役)など、前作のキャストがパワーアップして再集結。さらに遊郭の女性テル役として花澤香菜が初参加。コトリンゴによる書き下ろしの新曲と共に、私たちを新たな世界へといざなう。