月刊ウインド2017年6月号(381号)

2017年5月26日
シネ・ウインド

表紙は、今は亡きヤスミン・アフマド監督の「タレンタイム~優しい歌」(6/10-30上映)。
たくさんの民族が暮らす街で音楽コンクール“タレンタイム”に挑戦する若者たちの、かけがえのない青春!

6月のシネ・ウインド上映作品の紹介&時間を掲載。(→6月の上映スケジュール)
第27回にいがた国際映画祭の情報も。

特集は、ドーンと4ページ、「ブラウインドスペシャル ルーマニア・シビウ紀行」。
舞踊家・井関佐和子を応援する会 さわさわ会」として、Noism「マッチ売りの話+passacaglia」ルーマニア・シビウ公演の応援に駆け付けた、シネ・ウインド代表・齋藤正行と編集部・久志田の、初海外旅行レポートです。

〈映画とともに〉は、アートミックスジャパン スペシャルトークセッション~山賀博之・山口晃・貞本義行~の感想と、イオンシネマ新潟西さんのご厚意により実現した片渕須直監督(「マイマイ新子と千年の魔法」「この世界の片隅に」)インタビュー。

他にも、さまざまなイベントや公演の感想、紹介など、盛りだくさん!!

大好評のリレー連載「猫と暮らして」は、特別編「犬と暮らして」として、シネ・ウインド代表・齋藤正行宅の愛犬が登場。

音楽アート演劇など情報満載の「ピックアップ情報」も要チェック!
演劇公演や展覧会などの100文字感想「ピックアップレポート」も読み逃しなく!
「ピックアップ情報」に載せる情報、「ピックアップレポート」用のミニ感想コメント、ともに募集中です。

コラムニストでアルビレックス新潟ウォッチャー えのきどいちろうさんの「どうしてこんなに映画なんだろう」、好評連載中!

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《もくじ》

1~2 スケジュール表 料金表 もくじ
3~10 シネ・ウインド インフォメーション
「息の跡」
「ニーゼと光のアトリエ」
「スモークSmoke デジタルリマスター版」
「マイ ビューティフル ガーデン」
「PARKS パークス」
「ジギー・スターダスト」
「僕とカミンスキーの旅」
「人生フルーツ」
「タレンタイム~優しい歌」
「まなざし」
「標的の島 風かたか」
「未来よ こんにちは」
第27回にいがた国際映画祭
11~12 事務局通信
13~14 来館レポート
*「いのちのかたち」伊勢真一監督
*「しゃぼん玉」東伸児監督
No Poem,No Life 5 長澤忍
リレー連載 I like it ! ④
15~18 ブラウインド スペシャル ルーマニア・シビウ紀行 久志田渉
19~20 映画とともに
*スペシャルトークセッション ~山賀博之・山口晃・貞本義行~ 感想
*片渕須直監督 舞台挨拶&インタビュー
演劇 千賀ゆう子 語り 感想
ウインド あ・ら・かると 「青山杉作と俳優座」展 感想
21~22 ウインドのオススメ *隅田川馬石
ウインド あ・ら・かると
*三代目林家菊丸独演会 感想
*一見、一聞、一感動 新宿末廣亭のこと
*「2017本屋大賞」発表会!
*ロシアのジャズ
23   麗しの島フォルモサへ 小山の台湾日記8
ウインド あ・ら・かると
*一見、一聞、一感動 ファンの特権
24   サウンドトラック隊の映画音楽講座91 島田幸市
25   どうしてこんなに映画なんだろう 49 えのきどいちろう
特別編 犬と暮らして その1
26   声風―SEIFU―
南の果てより愛をこめて 340 恩田雅和
27~28 ピックアップ情報
29   ピックアップレポート 編集後記

《スタッフコメント》
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東京・国立新美術館の「ミュシャ展」を見てきた。東京の展覧会に行くのは本当に久しぶり。だって、混んでるんだもん! でもNHKの日曜美術館で取り上げられていた「スラブ叙事詩」を見たいなあと思い、東京のムスメが付き合ってくれるというので、思い切って出かけてきた。

水曜日の10時半前に着くと、チケットブースは既に長蛇の列。最近は便利になって、事前にネットで当日券を購入できる。スマホで持って行くのは心配で自宅でプリントアウトしてきたチケットを用意して、そのまま入場列へ。別の展示室で開催中の「草間彌生展」は、もう20分待ちの看板が出ていた。「ミュシャ展」の列はゆっくりだが順調に進み、わりとすんなり入場できた。

もちろん会場内はかなり混み合ってはいたが、なにせ「スラブ叙事詩」はそれぞれの作品が大きいので、離れないと全体が見られないため、作品の前は意外に空いている。前景を近くでじっくり見て、離れて全体を眺めてと、けっこうしっかり見られて良かった。写真OKのエリアもあり、せっかくなので「子どもを抱く女性」をアップで撮ってみたりした。アール・ヌーボーの作品は普通のサイズ(笑)なので、人の陰になってあまりよく見られないものもあったが、お目当の「スラブ叙事詩」を堪能できたので、行ったかいがあった。

「イヴァンチツェの兄弟団学校」(部分)

「スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い」(部分)

「ロシアの農奴制廃止」(部分)

「スラヴ民族の賛歌」(部分)

それにしてもやっぱり、人が多すぎる。入口で係の人が「携帯電話はマナーモードに」って注意しているのに、会場内で通話している人や呼び出し音が鳴っているのを放置している人がいてうんざり。全体にざわざわしているから、静かにしようという緊張感に欠けるのかも。あとグッズ販売エリアがめちゃ混みで、レジの行列を見て諦めたのも心残りだった。うーん、展覧会は田舎に限る? (まつい)

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(月刊ウインド編集部 市川)