【来館レポート】12/13(土)・12/14(日)『火の華』舞台あいさつ

シネ・ウインド

海外派遣を経験した自衛隊員のPTSD問題と新潟の美しい花火をめぐる力強い傑作『火の華』。国内撮影の多くを新潟で行ったということもあり、多くの新潟県民に見てもらいたい作品でした。そして待望の新潟公開にあわせ、たくさんのゲストをお招きしての舞台あいさつ付き上映を行ないました。当日は足元の悪いなか多くの方にご来場いただきました。

小島監督はじめ、主要キャストが多数登壇する豪華な舞台あいさつとなりました。小島監督の花火への思いから繋がった新潟の花火職人さんの話。海外ロケの思い出や多くを占めた新潟撮影でのエピソードなど、短い時間しか確保できなかったのが悔しくなる濃い内容でした。それに皆さん、話し上手というかご自身の言葉で映画の見どころや様々な場面について伝えてくださるため、お客様は満足してくれたのではないでしょうか。そして全員背が高くてカッコいいんですよ! 正に俳優という雰囲気を身にまとってのご登壇。

思いつくままでも、小千谷、長岡、新発田、五泉などで本作は撮影されています。様々な事情で撮影現場で彼らに立ち会えた方はラッキーだったと思います。

最後はフォトセッションタイム。両日とも映画ロケで本作に関わった方や出演者とお付き合いのある方が複数名でお越しになっていました。特に弥彦村出身の田中一平さん(南スーダン派遣自衛隊員の田中康平役)の知人・友人が目立った印象です。もちろん現在は新潟県中越地区在住の山本一賢さん(元自衛隊員で花火職人を目指す主人公・島田東介役)の方も。やはり地元新潟に関係のある方をお招きする来館イベントは嬉しいです。これからもシネ・ウインドでは新潟に縁のある映画関係者や、映画のテーマに関する活動をされている新潟在住者をお招きするイベントを意識的に行っていきたいと思っています。

12/20(土)12:00からの『火の華』上映後には、本作パンフレットに寄稿されている映画批評家・相田冬二さんによるミニトークを開催。もともと『火の華』上映を私たちに勧めてくれたのは、いち早く本作を鑑賞した相田さんでした。相田さんの言葉で語られる『火の華』の凄さをぜひご体験ください。

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