ドキュメンタリー映画『氷の花火 山口小夜子』の制作チームがクラウドファンディング実施中。集まった支援金は、公式サイトや広告物の宣伝費、試写会、公開劇場の拡大などに使用されるそうです。
http://camp-fire.jp/projects/view/2583

“モデル、そして表現者として時代を駆け抜けた「山口小夜子」を知ってほしい”

40年来の小夜子ファンである筆者は迷わずパトロン(支援者)になりました。

ということで、今回は ”世界が認めた日本初のスーパーモデル” 山口小夜子を紹介します。

未来を着る人

4月に東京都現代美術館で開催された『山口小夜子 未来を着る人』に行ってきた。
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/sayokoyamaguchi.html

トップモデルとして活躍するだけでなく、映画や演劇、ダンスパフォーマンス、さまざまなアーティストのコラボレーション、衣装デザインなどジャンルの枠を超えた活動が見渡せる構成。よく知らなかった90年代以降の足跡も辿ることができ、大変満足いく内容だった。

とりわけ嬉しかったのは、資生堂の広告写真の数々。その高いクオリティーと美しさは数十年を経てまったく古びていない。

図録は(たぶん)アート紙が使われていて、この厚さサイズ(B5版)にしては結構重い。その分、質感と発色は素晴らしく、図録単体でも十分に感動できる出来映えとなっている。展覧会に行けなかった人にも、ぜひ読んでいただきたい。 紹介・書評はこちら

※PCブラウザの方はサイドバーから会場動画をご覧ください

松本監督のメッセージ

クラウドファンディングのプロジェクト紹介によると、松本貴子監督がこれまでの人生で多大な影響を受けた2人の女性、一人は前衛芸術家・草間彌生。そしてもう一人が山口小夜子とのこと。

話は少しそれるが、筆者がシネ・ウインドのボランティア・スタッフとして参加するきっかけは草間彌生だった。

3年前の夏、初めて出かけた大地の芸術祭で水玉の描かれた巨大な花のオブジェと出会った。そのすぐ後にNHKで『水玉の女王 草間彌生の全力疾走』という番組があり、作品世界と本人の態度や言動に大変魅力を感じた。

ほどなくシネ・ウインドの上映スケジュールに『≒草間彌生~わたし大好き~』を見つける。月刊ウインドで周年祭ボランティア募集を知った筆者は「これは運命だ」と思い、とある日の仕事帰り、勇気を出して事務所のドアをノックしたのだ。

閑話休題

『〜全力疾走』『~わたし大好き』が松本監督の作品と知ったときは驚いた。シネ・ウインドの運営に参加するきっかけをくれたのは松本監督だったのだ。そして今度は山口小夜子のドキュメンタリーを制作してくれた、、、

ということで、ここまで読んでくれたあなた!この映画にこめた松本監督のメッセージをぜひ受けとめていただきたい。

共感してシェアしてくれたら、小夜子ファンのひとりとして、とても嬉しいです。

クラウドファンディングページ http://camp-fire.jp/projects/view/2583

行動あるのみ

そんな思い入れもあり、どうせなら『氷の花火 山口小夜子』はシネ・ウインドで観たいものだ。先日、井上支配人に上映予定を尋ねると「試写会の案内は来てましたね」というクールな返事だった。

30th-tblog-20150816-preview

その時心は決まった。次回のシアター会議に『氷の花火 山口小夜子』の上映企画を持ち込もう。

まず企画名「山口小夜子のいた時代」というのはどうだろうか。

次に趣旨「日本の文化やイメージを世界に発信したクリエイター山口小夜子を、新潟で美に関わる仕事やクリエイティブな活動をしている若い世代に訴求することで、シネ・ウインドにおける新たな観客層を開拓する。ひいては新潟における地域文化の向上に寄与する」うーん、なんだかもっともらしいぞ。

最後は集客、これがいちばん大事だ。山口小夜子を知っている人も知らない人もぜひ観にきてもらいたい。そのために、誰に、何を、どのように伝えるか。マーケティングの基本に戻って考えてみよう。

ということで、ちかじか、シネ・ウインドの上映スケジュールに『氷の花火 山口小夜子』を見つけたら、それは筆者の企画がめでたく採用されたということです。さて、その結末は、、、

【結果報告】2016年2月に上映が実現、多くの方にご来場いただきました! 詳しくは『氷の花火 山口小夜子』新潟上映実行員会専用サイトをご覧ください

最後に

「初の女性」つながりということで、かなり強引ですが、、、

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パプーシャの黒い瞳

●9/12土~9/18金

文字を持たないジプシー民族に生まれながら、独学で文字を覚え、初めての詩人となった女性の生涯を描いた作品。 モノクロ映像が綺麗です。

では、また!


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この辺りの者でござる

アラサーどころかアラカンに近づきつつあるが「おもしろきこともなき世をおもしろく」生きていくことを心がけている。嫌いな言葉は「自分探し」。