2025/5/17~5/23

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その鳥は僕の音楽を聴き終えると、別れも告げずに去っていった─
デンマークのドキュメンタリー映画監督ヨルゲン・レスとアンドレアス・コーフォードによる『ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン —ジャズが生まれる瞬間—』は、ヤコブ・ブロ、ビル・フリゼール、リー・コニッツ、ポール・モチアン、高田みどりなど、現代ジャズを代表する世界的に有名なジャズ・ミュージシャンたちの人生とそのプロセスを探求するドキュメンタリー映画。
北米、ヨーロッパ、日本を通して、撮影クルーはデンマークの作曲家ヤコブ・ブロを過去14年間追い続け、世代や国境を超えた彼らの音楽的交流を目撃してきた。
“ただひたすらテープを回す”という伝統的なジャズの手法で撮影された今作では、現代ジャズを代表する音楽家たちの親密で即興的な瞬間を捉えており、彼らの個性的で豊かなスタイルはもちろん、セッションの中で生まれる独特のエネルギーや仲間意識にも焦点を当てている。
予測不可能なライブ・ジャムの合間には、参加者たち自身が演奏することの感覚や音楽の意味について語ったポートレートが挟まれ、ジャズ・ミュージシャンとして生きる彼らの人生とそのプロセスに迫っている。
リー・コニッツやポール・モチアンなど、撮影中に惜しくもこの世を去ったミュージシャンたちの最後の演奏を記録しており、先駆的なミュージシャンであった彼らへの心からの敬意を表した作品となった。彼らの多彩で親密なプロセスは、後世へと受け継がれるレガシーとなっていく。
